去年の世界の軍事費が過去最高を更新したとスウェーデンの研究機関が発表しました。ロシアのウクライナ侵攻が要因だとしています。

ストックホルム国際平和研究所は2022年の世界各国の軍事費の合計について、前の年と比べて3.7%増えて2兆2400億ドル=およそ300兆円となり、記録がある1988年以降で最高額を更新したと発表しました。

ロシアによるウクライナ侵攻が要因だと分析していて、▼ロシアが9.2%増えて864億ドルとなったほか、▼ウクライナは640%増加の440億ドルでGDP=国内総生産の34%を占めています。

また、日本は5.9%増えて460億ドルとなり、1960年以降、最高水準だとした上で「戦後、日本が防衛費に課していた制限は緩んでいるようだ」と指摘しています。