超絶技巧を駆使した現代工芸品の展示会があす22日から始まります。


「錆びたチェーンのようにみえるところから足の先っぽまですべて一木です。一本の木からすべてを彫りだしているんです」


22日から長野市の県立美術館で始まる工芸品の展示会。


明治時代に海外から評価を受けた工芸品と、その技術を学んだ現代作家17人の作品あわせて120点余りが展示されます。

きょうは内覧会が開かれ、監修した明治学院大学の山下裕二(やました・ゆうじ)教授が作品を解説しました。


手のひらに収まるほどの香合(こうごう)にちりばめられた算用数字。

4,000個に上る貝がらのかけらに大小さまざまな数字がデザインされ、はめこまれています。


さらに、日常生活でなじみのあるものを金属でリアルに表現した作品も。
作家のユニークな発想も楽しめます。


展示会は6月18日までで、会期中には作家による講演会なども開かれる予定です。