島根県雲南市は、20日、市が管理する浄化槽が職員のミスで停止していた事案を受け再調査を行った結果、新たに113基の浄化槽でも不適切な管理が行われていたことが分かったと発表しました。

雲南市では去年12月、市が管理する浄化槽で、貸家と本宅を間違え、1年1か月の間、本宅の浄化槽が管理休止の状態になっていたことが発覚。
その後の調べで、さらに15基18世帯分で管理開始の指示が出されていなかったことが分かりました。

これらの事態を受け、市は改めて、2020年4月以降休止扱いとなっている浄化槽と、新たに開始・再開した浄化槽について再調査を実施しました。

その結果、新たに113基114世帯で、管理が適切に行われていなかったことが分かりました。

不適切な管理は1か月から最長3年で、浄化槽法で定められた年に1回の保守点検や清掃が行われなかったものもあるということです。

市は、6月議会の補正予算に計上し、対象世帯に対して浄化槽使用料の一部を返金する方針で、今後はチェック体制を強化するとしています。