低学年では「男女一緒」 少なくない

実は対応は学校ごとに違っていて、今回、鳥取県米子市内の小学校10校に聞いたところ、5校が「1年生から男女別」、4校が「1・2年生は同じ教室で3年生から男女別」、1校が「1年生は同じ教室で2年生から男女別」との回答でした。

このように低学年の時点では「男女同じ教室」という学校は少なくありません。

文部科学省からは、何年生から着替えを男女別にすべきか具体的な基準は示されていないため、対応は各小学校の判断に委ねられているという背景があります。

ただ同じく文科省の小学校施設整備指針では、「同時に使用する児童数に応じ、男女別に更衣できるよう、必要なロッカーの数及び配置に留意した面積、形状等とすることが重要」とも記されています。

では、何年生から男女別にするのが望ましいのでしょうか。
問題に詳しい小児科医に話を聞きました。

小児科 今西洋介 医師
「性教育の導入が5歳からなので、そこから男女別に分けるというのが一つの考え方かと思います。更衣室を使って、小学校1年生から分けてやっていくというのは大事だと思います」