終盤にかけて吉田さんと白坂さんが激しく競り合っている参議院補欠選挙。23日の投開票を前に、両陣営の動きをお伝えします。
参議院大分選挙区補欠選挙に立候補しているのは、届け出順に自民党の新人・白坂亜紀さん(56)と立憲民主党の前職・吉田忠智さん(67)の2人です。
(白坂候補)「女性の目線でたくさんの課題にひとつひとつ丁寧に向き合って、国政につなげていきたい」
女性目線の発想力で大分を元気にしたいと訴える白坂亜紀さん。最終盤は大票田である大分市に5日間を費やし、自民党を支援する企業・友好団体を回って保守票固めを進めています。党の大物議員も続々と応援に訪れ、21日は片山さつきさんが、22日の最終日には岸田総理が再び来県しテコ入れを図ります。
(白坂候補)「これからの人生すべて大分のために尽くすという強い覚悟を決めて大分に帰ってきた。白坂亜紀、全力で頑張ります、どうぞ応援してください」
(吉田候補)「死力を尽くして最後の最後まで絶対に勝つ、そうした思いで戦い抜く決意」
一方、岸田政権との対決姿勢を打ち出す吉田忠智さん。最終盤は出身母体である自治労を中心に労働組合票を固めつつ、大分市で無党派層の取り込みを図っています。立憲民主党も切れ目なく大物議員を送り込み、21日は蓮舫さんと辻元清美さんが来県。22日は泉代表や岡田幹事長が最後の訴えに臨みます。
(吉田候補)「私は大分に根を張って、大分県民とともに語らいながら活動してきた。東京目線ではなく、大分目線でこれからも仕事をしたい」
全国も注目する与野党全面対決。参院補選は23日投開票が行われます。