鉄道の写真愛好家「撮り鉄」のマナーについて情報交換しようと、ついに自治体の枠を越えた協議が始まりました。
特急やくもが走るJR伯備線沿線の3つの町、それに警察やJRなどが共同で対策を考えることになり、21日、初めての会議が開かれました。

21日午後、鳥取県・日野町役場で行われたのは、「伯備線沿線上撮り鉄マナー等対策協議」です。

集まったのは日野町のほか日南町、江府町、鳥取県、それに警察とJRなど。
共通する悩みは、特急やくも目当ての「撮り鉄」のマナーです。

日野町民
「撮り鉄多いですね、県外者が多いわね、あっちの関西関東。やっぱり国鉄色になってからですね」

伯備線沿線は、特急やくものリバイバルカラー復活や根雨・黒坂駅開業100周年事業などの影響で、列車の撮影が大いに盛り上がっている一方、一部の撮り鉄によるマナー違反が問題視されています。

日野町民
「マナー的にちょっと悪い人がね。吸い殻はポンポン捨てるしね、あんまり歓迎するようなアレじゃないだがんね」

撮影に適したスポットでは、撮り鉄に勝手に田んぼに入られたり、ゴミを捨てられたりすることがあると、沿線の住民は話します。