島根県大田市の世界遺産、石見銀山を舞台にした小説『しろがねの葉』で今年1月に直木賞を受賞した作家・千早茜さんが17日島根県の丸山知事を訪ね、石見地方の魅力について話しました。


(Q知事はもう本はお読みになった?)
知事)選挙が終わって。
千早)ふふふ、お疲れ様でした。

千早さんからサイン本を贈られた丸山知事。

『しろがねの葉』は戦国時代の石見銀山を舞台としていて、1人の女性を中心に採掘作業で肺を病み短命な男たちと女たちの生きる姿を描いた小説です。

千早さんは16日に大田市で開かれたトークイベントのため島根県を訪れました。

「しろがねの葉」で直木賞受賞 千早茜さん
「今の大森の町もすごい好きなので、けさも早起きして。龍源寺間歩まで歩いて1時間ちょっと散歩して」

小説に取り上げられたことで銀山観光にも期待が高まっています。

千早さんはこの小説を書いたことで地域や伝統を愛する人の熱気に初めて触れた気がする、と大田市民から受けた歓迎に感激した様子でした。