アメリカの宇宙開発企業スペースXは、開発中の大型宇宙船を打ち上げましたが、およそ4分後に空中で爆発しました。

スペースXが開発中の「スターシップ」は20日、アメリカ南部テキサス州の施設から無人で打ち上げられました。

最大100人の搭乗が可能な大型宇宙船で、ロケットを組み合わせた全長は120メートルと史上最大です。民間人の宇宙旅行や、アメリカが主導する有人の月面探査「アルテミス計画」で2025年にも使用される予定になっています。

打ち上げ後は宇宙船とロケットが切り離される予定でしたが、想定通りには分離せず、空中で爆発しました。

スペースXは「飛行中に複数のエンジンが停止し、高度を失ったことから飛行終了システムの指令が下された」としています。

スペースXを率いるイーロン・マスク氏は、「数か月後に控えた次の打ち上げのために多くのことを学んだ」と投稿しています。