アフリカ・スーダンで続く軍事衝突を受け、政府は現地の日本人退避のため、まずはアフリカ東部のジブチに自衛隊機を派遣する方向で調整しています。

松野官房長官
「在留邦人の生命・身体に被害が及んでいるとの情報には接していませんが、水・食料が不足し、頻繁に停電が起こるなど、厳しい状況にあると承知しています」

スーダンには現在63人の日本人がおり、政府はこの人たちを国外に退避させる準備に入りました。

政府関係者によりますと、まずは自衛隊の海賊対処活動の拠点があるアフリカ東部のジブチに輸送機を派遣し、待機させる方向で調整しています。

早ければ週内にも派遣したい考えですが、スーダン国内への自衛隊機の乗り入れは当面困難との見方が大勢で、実際の輸送までには時間がかかる可能性もあります。