人口減少… 子育て応援・スポーツの力でにぎわいを

本名
最近、何かと話題の履物の「スピングルカンパニー」。あちらも府中じゃなかったですか?

小野市長
そうです。

本名
だから、若い人向けの企業もそこに起こっていたりと。おもしろいですね。イメージとしては、とかく広島県の市町っていうのは流出が多かったり、あるいは高齢化があったりというところもあるんでしょうけれども、若い方・ヤングファミリーなんかもいらしているんじゃないですか?

小野市長
1つにはやっぱり人口が減っているという大きな課題があるんですが、若い方を市外から呼び込むという点では今、ご紹介いただいた産業であったり、あるいはまた、にぎわい作りという点では4月29日に上下町に人工芝のグランドがオープンしまして、もちろんサッカーであったり、ラグビーであったり、グランドゴルフなどで活用していただけるものと思っていますし、2年後には駅の南側にプールも作っていこうという計画もしています。昨年は、「こどもの国ポムポム」に大型遊具を設けまして、市の内外から多くのお子さん連れの方に遊びに来ていただいています。

上下運動公園 人工芝グラウンド 画像提供 府中市

本名
そうですか。

小野市長
やっぱりスポーツってのは今、好調のカープじゃないですけど、非常に元気づけるものがあると思っていまして、スポーツを活用して街を元気にしていきたいというふうに思っています。

本名
スポーツの拠点があり、若い人たちの交流拠点もできて、府中駅の周辺もずいぶん変わってきているみたいですね?

こどもの国ポムポム 画像提供 府中市

小野市長
そうですね。府中駅の南側に道の駅があったり、大型商業があるんですが、大型商業施設の2階に「i-core FUCHU」といって子育て施設を併設し、室内に人工芝を敷き詰めて、天候を気にせずに子どもたちが走り回れる施設もオープンしています。土日にはマルシェをやっていただいて、これも出店者の方同士が仲良くなれて、「いついつ出店するんだけど、一緒にどう?」とかいうふうに声をかけていただいて、道の駅やi-core FUCHUに出店をしていただいて、にぎわい作りを行っていただいてるというところってことですね。

i-core FUCHU 画像提供 府中市

本名
そうですか。インフラの部分、施設整備の部分がずいぶん整ってきている。これからどんどん整っていくということですけれども、そうすると、ソフト面ですよね。例えば、子育て支援。あるいは、ほかのエリアから住んでもらう、選んでもらう地域にするためにいろんな施策をお持ちだと思いますけれど、子育て支援についてはいかがでしょうか?

小野市長
子育て支援については、今までもネウボラ、あるいは保育所のいわゆる給食費の無料化はやっていたんですが、新たにことしから3年をかけて、3年間の子育てパッケージという形で打ち出しました。今年度は医療費の高校までの無償化であったりですね、あるいは市外へ住んでおられる方で市内に移り住もうかという方に対する助成であったり。あるいは来年度は0歳から、要するに保育料を全ての子に対して無料でやっていこうという取り組みをしています。子育てに関して言えば、子育て応援課というのを作りまして、要するに妊娠期から出産、子育てをトータルで支援していこう。もっと言えば、妊娠前の段階からも何か支援ができるんじゃないかということで応援していこうという取り組みを新たに始めます。もちろん子育てしていらっしゃる方はいろいろお悩みも持ってらっしゃる方もおられると思いますので、そういった方々も本当に遠慮なく相談に来ていただき、場合によってはこちらから出かけて行かせていただく中でしっかり支えていければと思っています。