■MLB レッドソックス 5×ー4 ツインズ(日本時間19日、フェンウェイ・パーク)
レッドソックス・吉田正尚(29)は「4番・レフト」で3試合連続の先発出場、右太ももの張りから復帰後、初めての守備に付いた。5打数無安打、4試合連続ノーヒットに終わった。
試合前にはツインズの前田健太(35)と笑顔で談笑、NPB時代では対戦はなかったが前田の先発が日本時間21日と予想され初対戦も実現しそう。
1週間ぶりの守備では1回、レフトオーバーの打球をしっかり見極め、グリーンモンスターに当たって戻ってくるクッションボールを計算して動きに無駄のない守備を見せた。
右太ももの張りから復帰し、8打数0安打とまだヒットのないレッドソックス・吉田、1回の第1打席、無死二、三塁のチャンスでツインズ先発、S.グレイ(33)と対戦。1球目のファーストストライクを積極的に打っていったが150キロのストレートに差し込まれボテボテのセカンドゴロ。3塁走者を還す事が出来なかった。
3回の第2打席、カウント1-1から141キロのカットボールを打っていったがここでも詰まらされセンターフライ。なかなかボールをバットの芯で捉えられない。5回第3打席、無死一塁でカウント1-1から外角高めのチェンジアップにコンパクトに上手くバットを合わせ逆方向へ、鋭い当たりを放ったがレフトがランニングキャッチ。なかなか1本が出ない。
1-2と1点を追う7回には2死三塁で打席に。ツインズ3人目、C.シールバー(36)と対戦、カウント1-0から147キロのストレートに詰まらされボテボテのピッチャーゴロ。1大会13打点の新記録をマークしたWBCでの勝負強さを発揮できない。
2-2で迎えた9回裏、2死走者なしで第5打席、ツインズの抑え、J.デュラン(25)の速いストレートに負けず、1球目の163キロをファウル、2球目の163キロもファウルでついていった。0-2と追い込まれ最後は161キロのスプリット、何とかバットに当てたがサードゴロに打ち取られた。吉田は5打数無安打、4試合連続でノーヒット、20打席ヒットが出ていない。チームの延長10回、2点差をひっくり返し逆転サヨナラ勝ち、勝率を5割に戻した。