新型コロナ対策でのマスク着用ルールについて、見直す動きが相次いでいます。
鳥取県が打ち出すのは「メリハリあるマスク着用」。屋外で2メートル以上の距離があれば「マスク不要」です。
鳥取県の平井伸治知事は、4月21日の定例記者会見で、「感染防御型Withコロナ」で、感染予防と社会活動の両立を目指す方針を打ち出しました。
鳥取県 平井伸治知事
「一定の距離を保っていれば、マスクは外しても良いと敢えて私どもは申し上げたい」
鳥取県が打ち出したのは「メリハリのあるマスク着用」。
具体的には、どのようなケースでマスクを外して良いのでしょうか。
鳥取県コロナ対策本部事務局 田中稔室長
「屋外で2メートル以上のディスタンスが取れていましたらマスクを着けて頂かなくてもよろしいかと思います。鳥取砂丘を歩いて頂く場合も基本的にはディスタンスが取れていたらマスクを外して頂いてもいいと思いますけど、風、飛沫の動きを意識して頂きたいです」
屋外でのスポーツについても、着替えや休憩の際を除き、マスクを外しても良いとされています。
鳥取県米子市内の保育園を訪ねました。
西保育園 田内寛子 園長
「外に出るときは、気温や湿度に応じて、マスクを着けたり着けなかったりしますが、保育士は必ず子どもの顔色を見たり、それから子どもたちも息苦しさを感じたりしたら、必ず先生に伝えるようにという話をしながら遊んでいます」
西保育園では、屋外で活動する場合、気温や湿度、年齢などを考慮しながら、判断しているといいます。
例えば取材した日、正午の気温は23.4℃でしたが、この日の場合は、黄色帽子の5歳児と紫帽子の4歳児は屋外でもマスクを着用。
オレンジ帽子の3歳児は、マスクを外す判断をしました。
園児は
「マスクがずってくる」
「暑い。走っているときに暑くなる」
一方、室内で活動する場合、3歳児以上は食事と昼寝以外の時間、マスクを着けているということです。
また、園長は、コミュニケーションの観点からも、マスク着用について複雑な思いがあると言います。
西保育園 田内寛子 園長
「目を見て分かる部分もあるんですけど、やっぱりマスクをとると顔全体の表情がよく分かって違うなと思います」
島根県感染症対策室の田原研司室長は、マスクが不要な場面などを国が統一的に例示することが望ましいと話します。
島根県感染症対策室 田原研司 室長
「海外ではマスク着用がもう義務付けされておりませんので、日本ではどの程度、海外の方に感染対策をして頂くかといった方針も含めて、国はある程度、全国統一の対応指針は、やはり示して頂くことは肝要かと思います」
ウィズコロナが進む中、全国統一の目安があれば、県民に呼びかけやすいとしています。
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