軽井沢町で開かれていたG7の外務大臣会合はきょう18日も厳しい警備が続く中、3日間の日程を無事終えました。

■湯本記者「こちらは京都から来た警備の車両の車列です。県外から警備に訪れていた警察の車両が次々と帰路についています」

軽井沢町の周辺では、午前中から、応援に来ていた機動隊の一部がそれぞれの派遣元に帰る姿が見られました。
市街地では交差点ごとに警察官の姿が…。

地元の人も、これまでの会議とは様子が違ったと話します。
■地元の人「(いままでこんなことは?)なかった。一番すごい警備。国道なんか走れないです。この辺の別荘地に裏道があるからそれを抜けて(店まで)きました」

■湯本記者「JR軽井沢駅です。一般の人も新幹線を利用しますが、外国の関係者が利用するため厳重な警備が敷かれています」



駅の通路でも、県の内外から応援に訪れた数十人規模の警察官が警戒に当たりました。


■東京から「たいした警備ですね…いろんなことがあったから。ちょっと緊張します」「びっくりしてます。ここに住んでいる人に本当はここまで迎えに来てもらうはずだったんだけど近寄れないっていうので、向こうの中軽井沢まで行く」
駅の南口は警備のため閉鎖され、すぐ南側にあるショッピングプラザも16日からきょうまで3日間の休業。

はるばるやってきた外国人観光客からは、残念がる声も多く聞かれました。

■タイから「(警備に)驚きました。軽井沢アウトレットに行きたかったんですけど少し困惑しています。たくさんの警官がいて。代わりにどこへ行ったらいいですかね…。どこかオススメありますか?」


■台湾から「アウトレット店が閉まっていても不便です…。安全のためには選択の余地はないですね。でも旅行はダメになりました。運が悪かったです。会議で良い結論が出たことを祈るばかり。世界を救うため、平和のために。そうでしょう?一番重要だもの」


■軽井沢観光協会・山本恵莉さん 「ふだんとは全く違いますね 2019年のG20の際はショッピングプラザは営業しておりましたので、特に大きな混乱はなかったんですけれども、今回はショッピングプラザが営業していないということがかなり大きいのかなと思います」

一方、会議では長野県の特産品をPRしようと県も力を入れました。
地元の木工品=軽井沢彫(かるいざわぼり)の作品も海外の関係者にプレゼントされたといいます。

■軽井沢彫シバザキ・柴崎恵助さん「これは外相会合で贈ったものです。ペンケースですよね。誇らしいですよね。いままでそういうことが少なかった」
2016年のG7交通大臣会合、19年のG20環境大臣会合、そして今回と国際会議の実績を作ってきた軽井沢町。
警備上の混乱はなく、すべての日程を締めくくりました。














