今週末に倉敷市で始まる「G7労働雇用大臣会合」を前に、倉敷市内の小学校で、G7各国の代表的な料理を取り入れた給食が提供されました。国際社会に関心を持ってもらおうという取り組み…どの国のどんな料理が登場するのでしょうか

「倉敷市では、4月22日にG7労働雇用大臣会合が開催されます。これにちなんで給食では7つの参加国にちなんだ料理を献立に取り入れています」

663人の児童が通う倉敷市の葦高(あしたか)小学校です。

きょうの給食に出されたのは「ポトフ」。肉と野菜をじっくりと煮込んだフランスの家庭料理です。

倉敷市では今月22日から開催される「G7労働雇用大臣会合」にあわせ、先週から給食に先進7か国の代表的な料理を出しています。

(給食を食べる児童)「んま!」

児童たちは、給食を通じて世界の食文化に触れました。

(児童)「世界の料理が食べられて、いい経験とかになるからすごくうれしいです」

(児童)「偉い人たちが集まって自分たちの町で行われるのは素晴らしいし、うれしいです」

G7サミット給食は、倉敷市内の88の小中学校などで、来月30日まで出されるということです。

(スタジオ)
世界各国の料理が食べられる倉敷市のG7サミット給食。フランスの家庭料理「ポトフ」のほかに、アメリカは「ハンバーガー」。日本は、新タケノコの収穫される春に食される「若竹煮」などが振舞われます。その他にも…イタリア料理やドイツの家庭料理のひとつ「アイントプフ」も出されます。

ミネストローネやポトフなどは聞いたことがありますが、ドイツ料理、英国の料理など聞きなじみのないものもありますよね。

「スコッチブロス」、実は私も初めて聞きました。スコッチブロスの名前はスコットランドのブロス=スープという意味で、肉や野菜に大麦を蒸して押しつぶした押し麦を加えたもの。プチプチとした食感が特徴のスコットランドの伝統的なスープなんだそうです。