■MLB アスレチックス 1ー10 カブス(日本時間18日、オークランド・コロシアム)

カブス・鈴木誠也(28)が敵地でのアスレチックス戦に「4番・ライト」で先発出場、5打数3安打2三振、ボールに逆らわない広角打法でメジャー6度目の1試合3安打をマークした。

左わき腹痛から復帰して14打席で7三振と調子の上がらないカブス・鈴木、ロサンゼルスからオークランドに球場も代わり心機一転、試合前にはアスレチックスの藤浪晋太郎(28)とも笑顔で言葉を交わしていた。

鈴木の第1打席は2回、アスレチックス先発、2m越えの長身左腕のK.ミュラー(25)と対戦。カウント0-1から外角の際どいボールを見逃したがストライクのコールに思わず驚きの表情を見せた。1-2と追い込まれ5球目、外角高めのストレートに振り遅れ空振り三振に倒れた。

1-1の同点で迎えた3回、2死一、三塁のチャンスで第2打席、1ボールからの2球目、ファーストストライクとなる148キロのストレートを積極的に振り抜き、レフト前へタイムリー。3試合ぶりの打点となった。

第3打席は4回、2死一塁、カウント3-2からの6球目、内角低め139キロのスライダーを上手く腕をたたんでレフト前へヒット。今季初のマルチヒットをマーク。昨季、10月3日本拠地最終戦以来の1試合2安打となった。6回の第4打席はアスレチックス3人目、A.マルティネス(26)の150キロのシンカーに見逃し三振。

8回の第5打席は外角のボールを良く見極めて、カウント3-2から外角のストレートを逆らわずライト前へ、この日3本目のヒット。鈴木は5打数3安打で今季初のマルチヒットに加え、昨季8月22日ブルワーズ戦以来、メジャー6度目となる1試合3安打もマーク、打率も.278となり復調の兆しが見られた。