4月15日、和歌山市で岸田文雄総理の演説前に爆発物が投げ込まれた事件で、事件直前に現場周辺の複数の防犯カメラに逮捕された木村隆二容疑者の様子が映っていました。時系列で振り返ります。
▼4月15日午前10時26分ごろ 木村容疑者とみられる男 和歌山市内のスーパーに

事件発生の約1時間前の15日午前10時26分ごろ、南海「和歌山市駅」近くのスーパーに現れた男。木村容疑者とみられる人物は、店内を一周し物色した後に、店を後にしました。
▼4月15日午前11時16分ごろ 車列を追う木村容疑者




現場となった和歌山市の雑賀﨑漁港の近くにある飲食店にある複数の防犯カメラに、犯行前の木村容疑者の姿が映っていました。15日午前11時16分ごろ、岸田総理を乗せた車が通りすぎた直後に木村容疑者が現れ、車列が向かった方向に歩いて行きます。
▼4月15日午前11時17分ごろ 手提げを触りながら演説現場の漁港へ





雑賀崎漁港にある防犯カメラ映像にも木村容疑者が歩いて漁港に向かう姿がはっきりと映っています。背中にリュックを背負い、手に傘と手提げかばんを持っている様子がわかります。途中持っている手提げを触るようなししぐさも見られました。
▼4月15日午前11時25分ごろ 岸田総理が漁港に到着


この日、衆議院和歌山1区補選の応援に駆けつけていた岸田総理。地元のエビを試食していました。
▼4月15日午前11時30分前 事件が発生





岸田総理が演説の演台に上がろうとした際、木村容疑者が筒のようなものを投げ込みました。不審な男に気付いた漁師や警察官が聴衆の中にいた木村容疑者を取り押さえます。すると次の瞬間、銀色の筒が爆発。岸田総理はすでに避難していて無事でした。