大分県の高校陸上界でいま注目の選手の話題をお伝えします、今年2月、走り幅跳びで日本一になった大分豊府の佐藤ななさん、51年ぶりの県記録更新に意欲を燃やしています。

「日本室内選手権 U20の部」5メートル88を跳んで日本一

大分豊府高校陸上部、走り幅跳びの佐藤ななさんは去年の栃木国体で全国4位になると、今年2月の日本室内選手権U20の部では5メートル88を記録し、日本一に輝きました。

佐藤ななさん

全国トップレベルのジャンパーですが、学校には砂場がなく専門の指導者もいないため、競技場や他校に足を運んで週6回の練習に取り組んでいます。

(大分豊府高校・佐藤ななさん)「いっぱい相談できる先生たちもいて、誰よりも自由に自分のやりたいようにできるのがむしろ恵まれていると思う。一日の練習にしてもなにか目的をひとつ持って、ちょっとでもその日成長出来たらいいなと思いながら練習しています」

佐藤さんが一番大事にしているのが、毎日自分でつけている陸上ノートです。

(大分豊府高校・佐藤ななさん)「助走の感覚とか良いときのを見て、どんなコンディションのときに良かったのかとか見返せるのが結構、良いです」

先週の九州都市対抗では自己ベストタイの5メートル92をマーク。その感覚を思い出しながら、ひとつひとつの動きに磨きをかけます。

6メートル8を跳んで半世紀ぶりの新記録を目指す

そして、16日、今月末の県選手権への調整として出場した記録会では5メートル62で全体1位。慣れ親しんだジェイリーススタジアムからギアを再び上げて1972年からの大記録に挑みます。

(大分豊府高校・佐藤ななさん)「県記録がいま6メートル7なので、6メートル8跳んで、(その記録は)50年前のものなので抜いてまた50年間も残るくらいの記録をつくります」