新型コロナの流行が落ち着き、インバウンド客の増加にも期待が高まる中、長野県と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」が、おととい(4月15日)開通しました。


北アルプスを貫く山岳観光ルートの人気スポット・富山県側の「雪の大谷(おおたに)」。

高原道路の両側に雪の壁がそびえ立ちます。


今シーズンは暖冬で雪が少なかったため、高さは13メートルほど。
それでも外国人観光客などが、迫力ある光景を楽しみました。


一方、長野県側の玄関口となる大町市の扇沢(おうぎざわ)駅。


営業スタートのおとといは、朝から大勢の人が訪れ、電気バスに乗り込んで黒部ダムに向けて出発しました。


こちらでも、目立ったのが、外国人観光客の姿です。


■インドから「アメージング!」「ベリー・ビューティフル」


■韓国から「ベリーベリーワンダフル」


コロナ前の2019年は、およそ90万人が訪れた観光地ですが、昨シーズンの人出は、51万人ほどに落ち込みました。


しかし、この春は、政府の水際対策の緩和もあって、外国人観光客の予約が、コロナ前の8割程度にまで回復しています。


■大町市観光課 志賀一夫(しが・かずお)課長「去年は駐車場に大型バスが全然停まっていなかったがきょうは満車状態で 復活の兆しがあり期待しています」


あいにくの雨にも関わらず、賑わいを見せた開通初日の立山黒部アルペンルート。

営業は11月末まで行われ、人気の黒部ダムの観光放水は6月下旬から始まります。