上田市出身の芸術家・中村直人(なかむら・なおんど)の作品およそ100点を集めた回顧展が上田市立美術館で始まりました。

1905年・明治38年に上田市で生まれた中村直人は山本鼎(やまもと・かなえ)の勧めで彫刻家になり、日本を代表する地位に上りつめたあと、47歳でパリに移住して画家として成功を収めました。

作品は日本各地から集められたおよそ100点が展示されていて、彫刻は素朴で実在感の強い人物像を多く残しています。

また絵画は、描いては紙を丸めその上から絵の具を塗り重ね、わざとひび割れを起こして下の色を覗かせる、独自の技法を編み出しました。

展示は6月11日まで「サントミューゼ 上田市立美術館」で行われます。














