ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る 貴重な映像の一コマです。
1960年代、長崎市内では学校の新設が相次ぎました。それらを記録したニュースフィルムの中で、59年前の長崎北高の映像は、驚愕の光景です。

長崎市小江原地区の山手を造成して、昭和39年(1964年)4月、長崎県立長崎北高校が開校しました。
長崎市北部の人口増加に伴い新しく設置された全日制の普通高校でした。

記念の開校・入学式を迎えたこの日、学校の敷地はまだ整備が終わっていませんでした。
主な建物は校舎だけで、体育館も建っていません。


生徒たちは 工事現場をならしたような校庭で、テントの下に整列して “青空開校式”に臨み、高校生活をスタートさせました。

運動場や体育館など、学校に必要な施設がこのあと整備されていったことを考えると、この長崎北高 開校の映像は、当時の急激な生徒数の増加に、行政側の対応が追いつかなかったことを物語っています。
放送局が撮影した 長崎の映像を配信している“ユウガク”より