大谷選手の兜をかぶるパフォーマンス。
もうすぐ端午の節句ですが、人形店の「兜需要」にも効果があるのでしょうか、取材してきました。

金沢市問屋町でひな人形や五月人形を取り扱う老舗、人形の堀川。

石橋アナ「あれが話題になって何か需要や発注が増えたということはある?」
人形の堀川・堀川泰宏社長「正直、そんなに変わっておりません。」

人形の堀川・堀川泰宏社長

少子化で減った“五月人形需要” 「兜パフォーマンス」に期待

「兜パフォーマンス」による五月人形需要はそれほど変わりないという堀川社長ですが、少子化などの影響で年々需要が下がっている人形業界の盛り返しに期待します。
「今子どもが減ってきたり家が大きくないから五月人形を飾れないという人が増えている中で、多くの人に見てもらえるというのはうれしい。今後またパフォーマンスは続けてもらえると思うので、あれを見てもらって私の子どもにも飾ってあげたいなという人が増えてもらえればうれしい」(人形の堀川・堀川泰宏社長)

五月人形といえば、「祖父や祖母が買ってくれるもの」というイメージが強く、主な客は日本人が多いという堀川社長。しかし、世界が注目する大谷選手の効果で、海外客からの需要にも期待が高まっているようです。
「金沢もインバウンドが増えているので、外国の人がお土産がわりに購入してもらえれば。実際に空港ではこいのぼりなども販売しているので、五月人形や鎧兜など、大谷選手を見てもらって「欲しいな」と思ってもらえたらうれしい。WBCで“ペッパーミル”が売り切れたように、今度は“兜”が売り切れたらいいな」(人形の堀川・堀川泰宏社長)