メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手がホームランを打った後に「兜」をかぶったことで注目を集めています。
WBCでも活躍した、今最もホットなこの人の投球を再現する、そんなピッチングマシンが石川県かほく市にあるんです。

子どもたちの健やかな成長を願って端午の節句に飾る、五月人形の兜。石橋アナ「兜と言えば、大谷選手が所属するエンゼルスでホームランを打った後のパフォーマンスで有名ですよね。そんな大谷選手が投げる160キロの球を体験できるということで、かほく市の西野製作所にお邪魔します。」

工作機械メーカー・西野製作所が2011年に生み出した「PITCH18」
球を発射する首の角度と、左右のローラーの回転数を変えることで、変化球を自由自在に操る世界初の人工知能を持ったピッチングマシンで、大谷選手の魔球「スイーパー」も再現することができます。
マシンには投球パターンを覚えさせる機能も搭載されていて、WBC決勝の大谷vsトラウトの打席を再現することもできます。

さらに…

「球速は160キロまで幅広く出ます。」(西野製作所スポーツ事業部・鷲尾直哉さん)
「大谷選手のまっすぐぐらいの?」(石橋アナ)
「はい、そのくらいは出ます」(鷲尾さん)

大谷選手と聞いては元高校球児の血が騒ぎます。160キロの球を体験してきました!

いざ、大谷選手と対戦!バッターボックスに立つと…「ドン!」という鈍い音とともに、球は視界から消えていきました。
石橋アナ「今、ボールきました?無理無理無理…」

完成から12年、北は北海道から南は沖縄まで、全国61の高校などで導入されているこのマシン。WBCによる盛り上がりを追い風に、さらに野球人気を高めたいという思いもあるようです

「僕も自身が野球をしていたので、いろいろな所で野球が盛り上がっているのですごくありがたい。もちろん高校球児や中学生、学生野球をしている人もそうだが、野球人口が減ってきているので少しでも野球人気に火が付くようにという思いでもマシンが普及していって欲しい」(西野製作所スポーツ事業部・鷲尾直哉さん)