きょう、首都・北京では…

記者
「中国の北京では、きょうも黄砂の警報が発表されていて、このように手をこすり合わせると、カサカサした感じがします」

北京ではきょうも、午前8時から24時間にわたる黄砂の警報が発表されました。午前10時時点の市内の大気汚染指数は、6段階あるうちの最悪レベル、「深刻な汚染」となっています。

市民
「こんな天気、マスクを着けないとだめでしょう」
「最近の天気は良くないです。今年は黄砂が多い感じです。体に影響があります、のどに炎症があるので、ちょっと辛いです」

中国の衛生当局はきのう、新型コロナウイルスの感染防止で呼びかけてきたマスク着用のガイドラインを緩和。地下鉄やバスなど公共交通機関では、着用の義務が事実上撤廃されたのですが、通勤する人の多くがマスク姿でした。

市民
「(Q.地下鉄やバスに乗るときは?)着けます。地元に戻っても着けています」
「天気が良くて人が少ない時はマスクを着けませんが、きょうのような天気ではマスクを着けます」
「地下鉄やバスの中は着けます。外はみんな距離があるから大丈夫です」

今年は中国西部で降水量が少ないことなどが影響して黄砂が10年ぶりの多さとなっていて、気象台は16日も新たな黄砂が発生する予報を発表しています。