山口県のレッドリストに登録されている貴重な個体ギフチョウを小学生が育てて空に放しました。
安達誠アナウンサー:「黒と黄色の模様が鮮やかですよね。この時期にしか現れないことから春の女神と呼ばれているんです」
本州の里山に広く分布するギフチョウは山口県が南限の生息地とされています。
周南市の八代小学校では、環境保護について学んでもらおうと30年以上前から育てていて、4年生が1年かけて卵から育てたギフチョウ45匹を空に放しました。
児童:「アゲハチョウと似てる。育てるのに時間がかかったけど、でも今思ったら早いなって」
山口県のレッドリストに登録されているギフチョウは「ごく近い将来に野生の絶滅の危険性が極めて高い」絶滅危惧種のIA類に指定されている貴重な個体です。
八代のギフチョウを守る会・田島実顧問:「八代の地においては(ギフチョウを)見ることができる。それだけ自然が豊かというのが1つの誇りでもあるし、子どもたちもおそらく誇りに思ってるんじゃないかと思います」
ギフチョウは長い距離は移動せず、2週間ほどで次の世代に命をつなぎます。