新型コロナウイルスの感染対策にかかせないアルコール消毒を巡って、10日、驚きの発表が。
島根県雲南市の保育園で今年3月、アルコール消毒液をなめた女の子が意識を失い、救急搬送される事案が発生。
女の子は意識を取り戻しましたが、検査の結果「急性アルコール中毒」と診断されました。
これを受け、松江市内の保育施設でも、アルコール消毒液の管理について見直す動きが。

記者 三宅純人
「園内のアルコール消毒液は、このように園児の手が届かないところに設置されています。」

たまちこども園 看護師 葛西志織さん
「(これまで)職員が管理しやすい場所、目の届くところに置いていたんですけれども、子どもたちが絶対手が届かない高い場所まで設置していなかったので、改めて確認して手が届きそうなところは高い位置に設置しなおしました。」

松江市の「たまちこども園」では、10日から、アルコール消毒液を園児の手が届かない場所に移動。そして、先生が園児の手に吹きかけることとしました。

たまちこども園 看護師 葛西志織 さん
「子どもたちは手の方にもっていって物を確かめる特徴がありますので、やはり手に取るものはすべて危険だと思って対応しなければならないと思います。」

アルコール消毒液を子どもが口にした場合の危険性について、小児科の医師は・・・。

松江赤十字病院 第一小児科 長谷川有紀部長
「アルコールですので、(大人が)お酒をたくさん飲まれてアルコール中毒になるのと同じように、子どもの場合もたくさんなめたり飲んだりすると同じような中毒になることがある。」
記者
「症状は?」
松江赤十字病院 第一小児科 長谷川有紀部長
「目がグルグル回る、ふらつき、気持ち悪く吐く症状は出る。」

子どもは好奇心から、消毒液をなめてしまうこともあるため、注意が必要だと話します。

松江赤十字病院 第一小児科 長谷川有紀部長
「(アルコールの)においが好きだったり、今は使いやすいようにミントの香りのするものがあると、いいにおいなので、なめて確認したいと子どもはそういう特徴があるので注意が必要。」

さらに・・・。

松江赤十字病院 第一小児科 長谷川有部長
「アルコールについては(口の中で)ピリピリ感はない。次亜塩素酸の場合は、(口の)粘膜が腫れて非常に痛がる。」

アルコール消毒液は、口に含んだ時に刺激がさほどないことから、繰り返しなめてしまう要因につながるとしています。

子どもに対するアルコール消毒液の扱い、保育施設もさることながら、家庭などでも注意が必要です。