
甲府市教育委員会 風間俊宏学校教育課長:
家に閉じこもってしまって社会、友達、先生との関りが無くなってしまうことは非常に心配のあることなので、必ずしも学校に復帰ということではなく、将来の社会的自立に向けて今どんなことができるか考えていきたい。

一方、サポート環境が広がる中、子どもの居場所を提供する北杜市のひなたぼっこは開設日が週2日。開設日を増やしたいと考えていますが、資金の調達が大きな壁となっています。
施設の利用料は1日500円。スタッフは全員ボランティアで、他の経費は寄付金や支援者の年会費などで賄っていますが、現状維持で精いっぱいだといいます。
ひなたぼっこ 下村美鳥代表補佐:
活動の幅が広がると思いますね、運営が安定すれば。子どもの教育っていうのは本来みんなでやるもの。誰か1人がやるとか学校に全て任せるのではなくて地域で子どもたちを育てていく、みんなで見守っていくのが本来の姿。子供を真ん中にした「みんなの居場所」を目指している。
一人ひとりが様々な個性を持つ子どもたち。
将来、その力を十分に発揮するためにも適切な居場所の確保が求められています。