連合長野が春闘の序盤情勢を公表し、平均賃上げ額は9407円と、2013年以降で最も高い上げ幅となっています。


連合長野は12日、今月7日時点で集計した46組合の賃上げ状況を公表しました。


それによりますと、平均賃上げ額は9407円で、去年の同じ時期と比べ3070円高く、比較可能な2013年以降では最も高い水準となっています。


このうち、県内に労使交渉の母体があるいわゆる「地場」の32組合でも、平均賃上げ額は8868円と、やはり去年の同じ時期を3168円上回りました。


■連合長野・根橋美津人(ねばし・みつと)会長 「会社側も中長期的な視点で、しっかり組合側と真摯な交渉を繰り返してもらった」


これまでの妥結率は46.9%と去年、おととしを上回る状況で、連合長野では、これから交渉が本格化する地場の中小の組合にも、好調な賃上げが波及していくよう取り組みたいとしています。