中国政府は12日、新型コロナウイルス対策のマスク着用について、新たなガイドラインを発表しました。公共交通機関での着用の義務が事実上撤廃される見通しです。

中国では、新型コロナ対策として、航空機や地下鉄、バスなど公共交通機関で利用者にマスクの着用を求めてきました。

新たなガイドラインでは、公共交通機関でのマスクの着用を「推奨する」とし、着用の義務は事実上撤廃される見通しです。

また、スーパーや映画館など、人が密集する密閉空間でも同じく「着用を推奨する」としたほか、公園などの屋外や職場、学校では「着用しなくてもよい」としました。

一方、新型コロナの検査で陽性と判定された時や、発熱・せきなどの症状がある場合は「着用が必要」としています。