ロシア側の兵士がウクライナ兵の首を切り、殺害したとする動画がインターネット上で拡散し、ウクライナの情報機関は戦争犯罪の疑いがあるとして捜査を開始しました。

ロシアの独立系メディア「インサイダー」は12日、ロシア側の兵士が拘束したウクライナ兵の首を切り殺害したとする動画が、ウクライナ侵攻を支持するロシアのSNSに投稿されたと報じました。

動画は2種類あり、うち1つには刃物で首を切断する様子が記録されています。撮影日時や場所など詳細は不明ですが、去年夏に撮影されたものとの見方が出ています。

これについてウクライナ保安局は12日、ロシア側による戦争犯罪の疑いがあるとして捜査を始めたことを明らかにし、ゼレンスキー大統領は「野獣がいかに簡単に人を殺すか。世界の誰もが、これを無視してはいけない」と非難しています。