9日の鳥取県知事選挙で圧勝した平井知事が当選後初めて12日県庁に登庁し、県政史上最多となる5期目の平井県政がスタートしました。
平井知事は県庁の真裏にある知事公邸から徒歩で登庁し、玄関でおよそ200人の職員から拍手で迎えられました。花束を受け取ると職員に向かってひとこと。
鳥取県 平井伸治 知事
「この県庁に帰ってまいりました。」
5回目となる知事選挙で平井知事は20万を超える票を獲得し、得票率は全市町村で9割を超えました。知事室に入った平井知事、座り慣れた椅子ではありますが、改めて腰を下ろすと、これから立ち向かう課題を思ってか少し硬いかなと感想を漏らしました。
鳥取県 平井伸治知事
「(9割超の得票で)ある意味自信を持って今回選挙戦で訴えてきたこと、多くの皆様からうかがったことについてしっかりと県庁の中に早速注入して参りたい。」
いの一番に取り組むことは。
鳥取県 平井伸治 知事
「まずもって買い物のことは、トスク、Aコープがこの月内に一定の結論を出されるという期限が迫っていると思います。買い物安心確保事業を是非早期に事実上動かしていきたい。」
県庁の体制も整えて対処していく方針を示しました。就任式では、「高い得票率は県職員の皆さんが県民から評価された証しでもある」と改めて協力を呼び掛け、子育て支援などの分野で若手職員の考えが政策に反映されるよう組織改編を進める考えを示しました。
現在の状況を見通しのきかない荒海に例えた平井知事、新たな歴史を鳥取県から作る5期目へと船出します。