来月「5類」に移行する新型コロナ。新年度が始まり、全国の感染者が1か月ぶりに1万人を超えました。

新型コロナ感染拡大じわじわと…市役所で職員が多数欠勤も

ゴールデンウィークで人出の増加が予想されますが、現在の感染者数の状況を確認します。

まず2月の上旬には、東京の新規感染者は4000人を超えていました。その後は減っていましたが、再び3月下旬から4月に入って増えて4月12日は1334人、全国では1万176人。1万人を超えるのは3月8日以来ということです。

市役所で新型コロナの感染が拡大する事例もありました。山梨・都留市役所では、12日に全職員の4分の1に迫る76人が欠席したということで、ホームページに不要不急の来庁を控えるよう協力を求める掲載をしました。

要因は特定できていないものの、この市役所で感染が拡大した原因として考えられる可能性として
▼年度末で複数のイベントに職員が参加していた
▼人事異動に伴う引き継ぎ業務があった
▼4月の初めに市役所への来庁者が多かった、と都留市役所の担当者は話しています。

また、感染症に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は「コロナはもう終わっているという認識から、体調が多少悪くてもそのまま仕事をしている可能性もあるのでは」と話しています。