福岡管区気象台によりますと、12日、九州北部地方の広い範囲で黄砂が観測されています。長崎市では午前10時に黄砂を観測し、視程(水平に見通しの効く距離)が9キロとなりました。

黄色くかすむ長崎市稲佐山

長崎市で、黄砂が観測されたのは2022年4月27日以来です。

視程は、午後2時には長崎市で7.キロ、佐世保市では午前11時と正午に6キロとさらに見通しが悪くなりました。

12日 0時から12時40分までの黄砂観測地点と視程(気象庁HPより)
黄砂解析予測図(13日03時)気象庁HPより

九州北部地方では、引き続き13日午前中にかけて黄砂が飛来し、視程が10キロメートル未満となり、所によっては視程が5キロメートル未満となる見込みです。

黄砂解析予測図(15日21時)気象庁HPより

また気象庁の黄砂予想によりますと、一旦、おさまった黄砂は、再び、15日午後から九州北部に飛来するとみられています。

屋外では、所により黄砂が付着するなどの影響が予想されます。
視程が5キロメートル未満となった場合、交通への障害が発生するおそれがありますので注意してください。