SNS上に流出したアメリカの機密情報とされる文書の中に、エジプトがロシアに対して密かにロケット弾などを提供しようとする動きが記載されていたことがわかりました。

アメリカのワシントン・ポスト紙は11日、SNS上に流出したアメリカの機密情報とされる文書の中に、「エジプトのシシ大統領がロシアに密かに提供するためにロケット弾、最大4万発を生産するよう部下に命じた」との記述があったと報じました。

2月17日付けの「最高機密」と記された文書にまとめられていて、ロシアに対して砲弾や火薬を提供する計画についての言及もあるほか、シシ大統領が「西側との問題を避けるため」として、ロケット弾の提供を秘密にしておくよう指示したことが記載されているということです。

アメリカ国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は11日、流出した文書が本物かどうかは回答を避けた上で、「エジプトが殺傷力のある武器をロシアに提供している動きは見られない」と話しました。

また、NBCテレビは「ウクライナのゼレンスキー大統領がロシア国内のウクライナ国境に近い場所にいるロシア軍部隊を無人機で攻撃することを2月28日に提案した」との記述があると報じたほか、「ウクライナの工作員が命令に背き、ベラルーシ国内の飛行場でロシアの偵察機を2月26日に無人機で攻撃した」とする内容が書かれていたとも報じています。