男が美容なんて…。そんな風に、男性が見た目のお手入れをすることに眉をひそめる人もいるかもしれません。しかし、時代は変わり、今では男性のスキンケアも、眉の手入れも、メイクだって、若い世代を中心に当たり前に受け入れられてきているようです。そして、コロナがこの傾向に拍車をかけたといいます。どういうことでしょうか。
「自分に自信」男性美容は見た目のためだけじゃない
就職活動中の大学生Aさんは、高校の部活を引退して、自分の太眉が気になったのをきっかけに、眉の手入れをするため男性美容サロンに通うようになりました。初めは緊張したといいますが、その後はかかさず眉の手入れを続けています。男性美容は見た目だけでなく、内面にもいい影響を与えてくれると感じているといいます。
「男性美容をして、堂々と話ができるようになったと思います。自分の印象を変えるために、できるだけの努力、工夫をしていることは、自分の自信に繋がっていると思います」
この日、Aさんは3か月ぶりにサロンを訪れました。いつもの眉で、とオーダーして、手入れをしていました。このサロンでは、どんな印象に変えたらいいかわからない人には、「目ヂカラ俳優」「理想の上司」「人気ホスト」「世界で最もハンサムな顔」など具体的ななりたい顔のイメージに合わせて眉の手入れをしてくれるといいます。

しかし、このところ予約を取るのが難しくなっていると言います。
「自分が通い始めたころは、このサロンも始まったばかりでした。でも、今はとても混んでます。すごく人気が高まってるのかなと思います」
人気の高まりの背景には、コロナ禍で当たり前になったあの働き方がありました。