「次の世代につなぐのが使命とは言えないが、必要ではないか」
佐藤裕さん:
「いつか子どもたちに聞かせたい」

今はそんな思いを抱いています。
佐藤裕さん:
「子どもが大きくなったときにそういうことやったんだよ、震災という大きな出来事として伝えたい。住んでいる地域で災害があって、自分が話したことや説明で自分の子どもだけでも助かってほしいので。次の世代につなぐのが使命とは言えないが、必要ではないか」

佐藤さんは、今でも3月が近づくと当時の記憶が蘇り、つらくなると話していましたが、自分の経験を次の世代につないでいきたいと、今回の取材に応じてくれました。