サッカーJ3・松本山雅FCの活動拠点の一つとして、塩尻市に天然芝のサッカー場とクラブハウスが完成し、11日にお披露目されました。

塩尻市の小坂田(おさかだ)公園に整備された天然芝のサッカー場サンコーグリーンフィールド。

その脇に完成したクラブハウスで内覧会が行われました。

クラブハウスは木造2階建てで、延床面積はおよそ270平方メートル。

市民がイベントなどで使用することができる多目的室のほか、選手用のロッカールームやシャワー室が備えられました。

新しく整備されたサッカー場には、大リーグの大谷翔平選手が所属しているロサンゼルス・エンゼルスのホーム球場と同じ、耐久性の高い天然芝が使われているということです。

松本山雅は、これまで松本市のかりがねサッカー場を拠点にしてきましたが、練習頻度が高いと芝を傷めけがをするリスクもあったことから、新しい練習場を求める声が上がっていました。

(松本山雅・神田文之社長)「どのクラブもハードを作ることは苦労してる中、Jリーグに上がってまだ歴史の浅いクラブですけど、2つ目の拠点がホームタウンにできたというのは、この環境を作って頂いたことに改めて感謝してるところです」

サッカー場を整備した塩尻市も、多くのサポーターが集って賑わいが生まれればと相乗効果に期待を寄せています。

(塩尻市・百瀬敬市長)「子どもたちですね、やっぱりプロのサッカーに触れること、また自らここでプレーすることで、将来的にプロのサッカー選手が生まれてくれば大変嬉しいなと思っています」

現在2位と好位置につける松本山雅。

近くこのグラウンドで練習を始めるということで、さらなる飛躍が期待されています。