事件や事故、災害の際などに警察からの要請に応じて行方不明者の捜索などにあたる警察嘱託犬。その技能を評価する競技会が総社市で行われました。


(杉澤眞優キャスター)「こちらでは嗅いだ臭いと同じものを台の上の5つの中から選んで持ってくる必要があります。一度落としてしまいましたが、選んで持ってきました。早いですね」

嘱託犬の技能や訓練士の意識向上を目的に1963年から行われている競技会には、ジャーマン・シェパードやラブラドール・レトリーバーなど、嘱託犬7犬種、28頭が参加しました。


競技は「止まる」や「伏せ」など、しつけされた動作の確認や臭いの選別などで行われ、加点式で評価されます。

中にはこんな可愛いらしい犬も…2回目の出場、7歳のトイプードル・ハンナちゃんです。

指示された臭いの布を素早く正確に選別。実力を見せつけます。

(嘱託犬指導者 井上暢恵さん)「普段通りできたと思います。見守りや防犯で警察と一緒に、マスコットではないですけど、警察犬であるからできることであって、それで皆さんに親しんでいただけたらなと」

岡山県警鑑識課では、日ごろの訓練を通じて容疑者の追跡や行方不明者の捜索での活躍に期待したいと話しています。