ロシアのウクライナ侵攻をめぐるアメリカ政府の機密情報が流出、韓国政府に対する通信傍受もうかがわせる内容が含まれていたとされる問題をめぐり、韓国政府高官は「情報の相当数は偽造」だと指摘しました。

アメリカメディアによりますと、SNSに流出した情報の多くはカメラで撮影されたロシアのウクライナ侵攻をめぐる軍事機密とされ、砲弾の供与をめぐり、韓国政府内の通信を傍受していたことをうかがわせる内容も含まれていたと報じられています。これについて韓国政府高官は。

国家安保室第1次長 金泰孝氏
「(韓米)両国の見解は一致する、公開された情報の相当数は偽造だ」

この問題をめぐり、米韓国防相は電話で協議したということで、韓国メディアは今月24日に控えた尹錫悦大統領のアメリカへの国賓訪問を前に問題の沈静化を急ぎたい狙いがあるとしています。

アメリカ政府は司法省に捜査を要請し、流出のいきさつを調べています。