本当は怖い“のぞき穴”、ドアスコープの防犯対策は?

日ごろ、全く意識していなかった“のぞき穴”、悪用されれば外からのぞかれるだけにとどまらず、部屋に侵入されることにもなりかねない。どう対策すれば良いのか。
「まずは中を覗かれないようにするのが第一歩です。侵入しようとしてくる場合でも、中が見えなかったり、穴を塞いでいたりすれば、それだけドアを開けるのには時間がかかります。時間がかかればそれだけ周囲の人たちが犯罪に気付く可能性が増えます」
ーー中を覗かれないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
「まずは、ドアスコープを内側からふさぐ、見えないように隠してしまうという方法です。
・ドアスコープに内側からテープなどを貼る
単純ですが、確実に見えなくできます。テープのほかに、使わないマグネットシールを貼るなどでも見えなくできますよね。
・内側にカバーをつける
ドアスコープのカバーは100均やホームセンターなどにもあります。デザイン性の良いものがあったり、ドアの外を見るときだけ開けられたりするので便利です。
ーーこれならすぐ対策できそうですね!
「ただやはり侵入されるリスクなどを考えると、もう少しドアスコープ自体に対策をしておきたいところです。例えば、
・防犯対策されたドアスコープに交換する
最近は、「ドアスコープカメラ」と呼ばれる、ドアから見える外の様子をスマートフォンなどで確認できるものもあります。
・ドアスコープを金属の板などを貼って埋めてしまう
新しい家にはインターホンにカメラがついていて、中からモニターで確認できるためドアスコープ自体が必要ない場合もあります。そういった場合は金属の板などで埋めてしまうという方法もあります。
ただ、これらは大家さんなど建物の管理者と相談して了承を得る必要があります」
意外な盲点だったドアスコープ。犯罪の可能性を認識し、できる対策をすぐ行っておこう。