10日午後、青森県弘前市の病院の敷地内に特別天然記念物に指定されているカモシカが現れ、その後捕獲されました。市内では8日からシカの目撃情報が相次いでいました。

10日午後3時過ぎ、弘前市の中心部に近い鳴海病院の中庭にシカがいるのを患者が発見し、病院の職員が市に通報しました。シカは特に暴れる様子もなかったということですが、その後、市や警察などが午後3時半過ぎに同じ敷地内で捕獲したということです。けが人はいませんでした。

市によりますと捕獲されたのは特別天然記念物に指定されている「カモシカ」で、オスかメスかは不明ですが角が生えていて、8日から市内で目撃情報が相次いでいました。市では、こうしたシカを目撃した場合は「刺激せずに文化財課に連絡してほしい」と注意を呼び掛けています。