スペインのJ.ラーム(28)の優勝で幕を閉じたゴルフの祭典「マスターズ」。初めて現地・オーガスタでの取材、中継リポーターを担当することになった喜入友浩アナウンサー(29)が、見て、聞いて、感じたことを等身大で綴る(第6回)。

前回のコラムの最後に出題した、一緒に中継リポーターを担当している伊藤隆佑アナウンサーが、黒いサングラスを掛けて何を見ているのか、という問題。
実はこれ、中継のオンエアを見ているんです。ARグラスを用いて中継映像を目の前に映し出しています。「視聴者の方が何を見ているのかを確認できるので、見ている方にとってより丁寧で分かりやすい放送になると思う」と伊藤アナ。技術も進化しています。
さて、今回はマスターズグッズのお話を。

コース内にはマスターズグッズを販売する「GOLF SHOP」がありますが、連日大行列。私が並んだ日もおよそ300mの行列で中に入るまでに1時間弱かかりました。
帽子やポロシャツ、マーカーなどゴルフグッズだけでなく、ぬいぐるみ、マグカップなども並んでいます。その年しか販売されないグッズもあり、ほとんどのパトロンは毎年グッズを買いにきます。ショップ内は撮影禁止でした。

私もポロシャツやハーフジップパーカーを購入して、そのまま放送に出ました。
ちなみに「マスターズに行く」と決まってから、多くの方々からお土産の注文がありましたので、買い物袋の中は、自分が欲しいものよりもそちらが大半を占めていました。飛行機が遅れなければもっと余裕を持って買い物できたのに・・・。
プロゴルファーだけではなく、ゴルファーなら誰もが憧れるマスターズであるということをグッズの人気からも感じたのでした。
※トップの写真はマスターズのロゴを隠さないようにマイクを持つ筆者