■MLB エンゼルス 9ー5 ブルージェイズ(日本時間9日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルス・大谷翔平(28)が本拠地のブルージェイズ戦に“3番・指名打者”で先発出場し、3打数1安打1四球で3試合連続安打をマークした。

前日8日、今季2度目のマルチヒットをマークしたエンゼルスの大谷は1回、第1打席、ブルージェイズ先発のJ.べリオス(28)と対戦。テンポよく投げてくるべリオスは2球でカウント0-2と追い込まれると3球目は136キロのスラーブで空振り三振、大谷は打席でピッチングの組み立てを考える前に3球で打ち取られた。

べリオスの術中にハマった大谷は4回、第2打席は無死一塁、セットポジションで走者を牽制しながらのピッチングをなったべリオス、テンポもゆっくりになるとカウント1-1から128キロのチェンジアップを大谷は上手くバットで拾いライト線への2ベースヒット。3試合連続のヒットをマークした。

3-5と2点を追う5回には先頭の8番・L.レンヒーフォ(26)がセンターへ今季1号ホームラン、ベンチでは前日のM.トラウト(31)に続き大谷が賛同した“兜パフォーマンス”で笑顔を見せた。さらに無死一、二塁でブルージェイズ2人目、A.シンバー(32)から2番・トラウトがレフトスタンドへ逆転3ラン、トラウトは2試合連続で“兜パフォーマンス”、ベンチも本拠地のファンも大興奮となった。その余韻が残る中、大谷の第3打席、カウント0-2と追い込まれたがそこから四球を選び出塁した。

7回、2死走者なしで迎えた第4打席、ブルージェイズ4人目、Z.ポップ(26)と対戦。1球目のスライダーを強振したが空振り、カウント3-2から6球目、低めの154キロのシンカーを見逃したがストライクの判定、大谷はバットを掲げ、天を仰いで悔しい表情でベンチに戻った。8回には今季からエンゼルスに移籍してきた5番・H.レンフローも今季1号を放ち、この試合3度目となる“兜パフォーマンス”を笑顔で行った。大谷は3打数1安打1四球、3試合連続安打で開幕から8試合連続出塁もファンが待ち望む“兜パフォーマンス”はお預けとなった。