ゴルフのメジャー今季初戦マスターズの3日目は前日の雨天順延の影響で第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、昨季の日本ツアー賞金王・比嘉一貴(27)は15番パー5のイーグルパットからプレーを再開。バーディーを奪うが、16番パー3から3連続ボギーとなり、トータル6オーバーの65位タイとなり予選落ちという結果に。オーガスタでの2ラウンドを終えたばかりの比嘉に話を聞いた。
Q.お疲れ様でした。上がり3ホール、手がかじかむような寒さの中でタフなコンディションになりました。
※この日は初日から20℃近く気温が下がり、9℃の中試合が行われた。
比嘉プロ:
そうですね。予想はしてましたけど、やっぱりショットで距離感が出せず、最後は飛ばしに行った結果曲げてしまったりとか、ちょっと実力不足が出ましたね。
Q.15番パー5について、中断前のセカンドショットでは右から強風吹いていたと思いますが、2オンを狙っていく際、どんな思いで打ちましたか。
※2日目の中断直前、強い右からのフォローの中、約239ヤードの距離を7Wで2オンに成功した。
比嘉プロ:
ティーショットではそこまで風を感じなかったんですけど、セカンドショットを待っている間に突風が吹き始めました。自分がフェアウェイ左サイドにいたので、木が直接ピンと重なっていたっていうのもあり、2オンを狙いました。もし左からの風だったら、多分レイアップしてたと思います。パトロンがいる方向に打たないといけなかったので、キャディーの岡本さんには「ファー」を言う準備だけはしておいてとは伝えていました。でも、結構イメージ通りだったのでいいショットでしたね。
Q.セカンドショットを終えた後、雷雲接近によりサスペンデッドになりました。今日に向けてスコアなど情報をどのように整理して臨んでいきましたか。
比嘉プロ:
イーグルチャンスが残っているということで、できれば決めて、そしてまたもう1つスコアを伸ばして、1オーバーで終われれば、結構予選通過のチャンスがあるんじゃないかなと思っていました。最低でも2オーバーでは終えたいなと思ってたんですけど、思った以上にタフで、対応し切れず厳しい結果になってしまいました。
Q.3日間に渡ってのプレー、どんな印象を持ちましたか。
比嘉プロ:
すごいレベルが高いなっていうのと、もうすごいタフなコンディションだなっていうのと、たくさんいろんな思いはありますが、これが今の自分の実力なのかなとはっきりわかりました。また戻ってきてリベンジしたいなって思いももちろんあります。それに向けてこれからどんどんどんどんレベルアップしないといけないなって思いますし、いろんな経験をして、またこの経験も生かして、またこれからも頑張っていこうかなと思います。
Q.チームとしても様々なサポートがあったと思います。
比嘉プロ:
この2週間に渡って体のサポートから、食事のサポートで何も不自由なく、一つの不安もなく過ごせて大変感謝しています。結果で恩返しできればと思っていたんですけどできず・・・。でも本当にすごい良いサポートを受けられた大変感謝の多い1週間になりました。
Q.どんな比嘉選手になって帰ってきたいと思いますか。
比嘉プロ:
そうですね。もっと自信を持って堂々とプレーできるように、まだ恐る恐るやっていた部分があったので、思いっきりプレーできるような、そういう自信を持ってまた臨みたいですね。
Q.また、新シーズンが日本でも始まっています。今シーズンの意気込みを聞かせてください。
比嘉プロ:
日本ツアーは正直、今年僕がどれだけ出られるかっていうのはまだ未定なんですけど次戦がヨーロッパツアーとの共催試合があるので、それに向けてまた準備しようと思います。またその先、海外転戦が続くので、そこでもっと沢山経験を積んで、また次のチャンスをものにできたらいいなと思ってます。
Q.ありがとうございました。
比嘉プロ:
ありがとうございました。