福島第一原発にたまり続ける、放射性物質を含む処理水の海洋放出などについて意見を出し合う「ふくしま環境フォーラム」は、漁業関係者や有識者らが出席して福島市で開かれました。

処理水の海洋放出を今年の春から夏ごろにかけて行うとする政府の方針について、福島大学の林准教授は「放出を一時凍結して、県民が主体となって廃炉と復興を両立する円卓会議の実現」を提案しました。

(福島大学 食農学類 林薫平准教授)
「東京電力と政府にも円卓会議に一緒についてもらうことを呼びかけていきたい」

会場には多くの人が訪れたほか、オンラインの参加者もいて、討論に耳を傾けていました。