台湾周辺で軍事演習を開始した中国軍について台湾国防部は中国の軍用機が事実上の停戦ラインである中間線を越えた、などと発表しました。

台湾国防部によりますと、現地時間午前11時までに、軍用機42機が台湾海峡付近に飛来しました。

うち29機が事実上の停戦ラインである中間線を越えたり、防空識別圏に進入したりしたということです。

8日の台湾の市民はJNNの取材にこう答えています。

台湾の住民
「生まれた時から『中国が攻めてくるかも』とよく聞きましたが、今まで何も起こっていないので、恐怖もなくなってきました」
「台湾の軍事力に自信があるので、心配していません」

台湾国防部は、「蔡総統がアメリカを経由したことを口実に軍事演習を実施し、地域の平和、安定、安全を深刻に破壊した」と非難。警戒、監視を続けるとしています。