■プロ野球 広島6ー3巨人(8日 マツダスタジアム)
巨人・坂本勇人(34)が開幕から23打席目で今シーズン初めてヒットをマークした。チームは敗れ4連敗を喫した。
2試合ぶりのスタメンは6番・ショートで出場。0ー6で迎えた7回の先頭打者で広島の先発・床田寛樹(28)の141キロ・ストレートをセンターへ弾き返しバックスクリーンに放り込んだ。坂本の本塁打は昨年7月3日・広島戦(マツダスタジアム)以来で通算267本目。第1打席は三ゴロ、第2打席は右飛に終わっていた。第4打席でもレフトへ2打席連続のヒットを放った。
前日・7日は今季2度目のスタメンを外れ、9回に小林誠司(33)の代打で出場、四球を選び今季20打席目で初出塁となっていた。
オープン戦も14試合で36打数4安打、打率・111、打点2、本塁打0と極度の不振に陥っていた。開幕からも4試合スタメン出場を続けて2日・中日戦(東京ドーム)では1ー1で迎えた7回、無死一・二塁の場面で2021年9月22日の広島戦(マツダスタジアム)以来557日ぶりとなる犠打を決めた。
また4日・DeNA戦では前の打者・中田翔が2度の申告敬遠でチャンスに打席に立つも凡退、9回の第5打席で三塁線に鋭い打球を打球を弾き返すも宮崎のファインプレーに阻まれ、5日は今季初めてスタメンをルーキー門脇誠(22)に明け渡していた。
坂本は昨シーズンまでに歴代19位となるプロ通算2205安打と現役選手では最多安打をマークしている。
開幕から4試合無安打の4日・試合後に原監督は「なかなか我々が手助けできるというのは、難しい選手ですよね。自分でそこは乗り越えないといけませんね。1年目、2年目、3年目くらいの選手なら頭なでなでしながらいろいろあるでしょうけど。しかし、そこはもう自分で超えなきゃいけない選手ですね」とコメントしていた。