■マスターズ2023 第2日(日本時間7~8日、米・ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC 7545ヤード・パー72)
ゴルフのメジャー今季初戦マスターズの2日目は悪天候によるサスペンデッドで持ち越しとなった。2年ぶり2度目の優勝を目指す松山英樹(31)は前半8ホールを終え2バーディーのトータル3アンダーの18位タイで終えた。昨季の日本ツアー賞金王・比嘉一貴(27)は14ホールで2バーディー2ボギーのトータル4オーバーとなった。予選通過のカットラインは2オーバーとなっている。
この日のオーガスタは前日から天候が悪化。午後にかけて風が強まり、遅いスタートとなった選手たちは強風に苦しんだ。
最終組、現地時間午後1時30分にスタートした初日1アンダー26位タイの松山。2番パー5で3打目を約3mに寄せ、このホールで2日連続のバーディーを奪うと後続のホールではパーを積み重ねる。
6番パー3ではこの日最初の中断を挟み、迎えた8番パー5、下りのフックライン約5mをしっかり読み切りバーディ。9番ではグリーン手前からのアプローチをピッタリと寄せた所でこの日2度目の中断。"お先に"の距離を残しての中断に松山は思わず苦笑いを浮かべた。
さらに中断中には、この日吹き続けた強風により、17番ティーグラウンドの木が倒れ、この日のプレー続行が不可能に。思わぬ形でのサスペンデッドとなった。
初日を終え、73位タイ、4オーバーの比嘉は、2番パー5でバーディーを奪うなど、パープレーを続けていた中、15番パー5で2オンに成功、イーグルパットを控えた中での中断となった。
初日に7アンダーのトップタイに並んだ3人のうち、B.ケプカ(32・アメリカ)が、この日も大きくスコアを伸ばしトータル12アンダー。J.ラーム(29・スペイン)は9番ホールを終え、トータル9アンダーとしている。V.ホブランド(25・ノルウェー)は10番ホール時点でトータル6アンダーと思うようにスコアが伸ばせなかった。
3日目はスタート時間を日本時間8日午後9時に早め、第2ラウンドの残り消化と第3ラウンドを行う予定となっている。
<主な選手の暫定順位>※@はアマチュア
1位 -12 B.ケプカ(32・アメリカ)
2位-9 J.ラーム(28・スペイン)
3位-8 @S.ベネット(23・アメリカ)
4位タイ -6 V.ホブランド(25・ノルウェー)C.モリカワ(26アメリカ)
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10位タイ -4 P.ミケルソン(52・アメリカ)
18位タイ -3 松山英樹
29位タイ -1 S.シェフラー(26・アメリカ)
50位タイ +2 T.ウッズ(47・アメリカ)
56位タイ +4 比嘉一貴
61位タイ +5 R.マキロイ(33・北アイルランド)