■競泳・日本選手権(8日・東京アクアティクスセンター)
世界選手権、アジア大会の代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権5日目が行われ、女子50mバタフライでは、池江璃花子(22・横浜ゴム/ルネサンス)が25秒59で3連覇を達成。初日に制した100mバタフライに続き2種目目の代表入りを決め、今大会3冠に輝いた。
かねてから一番思い入れがあると語ってきた50mバタフライ。昨年はこの種目での代表入りを逃し涙を浮かべたが、この日は予選を1位で通過。「この種目は派遣標準記録を突破して世界選手権に出場することが目標。3冠を達成できたら」と強い思いを口にしていた。
決勝はセンターレーンに登場。スタートで勢いに乗ると、周りの選手から頭ひとつ前に出る圧巻のレース運びで見事勝ち切った。タイムは25秒59で派遣標準記録を突破し世界選手権代表に内定。さらに3冠(50m・100mバタフライ、100m自由形)も達成し、有言実行を果たした。
レース後「殻を少しだけ破れた気がする」と自信を覗かせ、夏の世界選手権、アジア大会に向けては「もう一度“池江が世界に戻ってきた”と証明できるようなレースをしたい」と意気込んだ。最終日は50m自由形に出場を予定している。
 
 
   
   
  













