感染者数が落ち着きマスク着用も緩和された中、迎えたコロナ禍4回目の春。大分県内各地の飲食店や行楽地の人出について取材しました。

コロナ禍4回目の春。感染者数が落ち着きをみせる中、生活を取り巻く状況にも変化が…

(広瀬知事)「3月13日からマスクの着用は個人の判断にゆだねる」

県都 大分市は4年ぶり制限解除

3年間、続いたマスクの着用が緩和され、県内の行楽地にはコロナ禍前の光景が戻りつつあります。大分市は4年ぶりにお花見のバーベキューや宴会の制限を解除。4月1日の土曜日、桜が満開を迎えた大分城址公園にきてみると…

(花見客)「花を見ながらお肉を食べて最高です。最近は意識的にマスクを外して過ごそうかなと思っているので開放的に過ごしています」「最後もこういう感じで城址公園でお花見をして、それがコロナ前なのでその時ぶりにやっとできました。コロナ禍だったら周りの目も気になったと思うので、心も気持ちよくできたかなという意味でも良かったです」

大分城址公園

久しぶりに春の行楽を楽しむ花見客。正午には30組100人以上が訪れていました。

(伊東武紀記者)「湯布院の湯の坪街道です。雨が振っていますが、多くの外国人観光客で賑わっています」

湯の坪街道(湯布院)

一方、こちらは県内有数の観光地、由布市湯布院町の湯の坪街道。雨模様の平日にもかかわらず行列ができる店も。中でも外国人観光客の姿が目立ちました。

(外国人観光客)「韓国から来ました。楽しいです。夕飯も美味しいし、温泉も最高です」「香港から来ました。温泉がとてもすばらしい」

(飲食店店員)「圧倒的に外国人の方が多いと思います。特に東南アジアとか韓国、中国など毎日たくさん見かけます」「期待半分、爆発的に増えたらどうなるんだろうというちょっとした不安もありますが、その辺はいい方に捉えて期待を掛けたいと思っています」

一方、夜の繁華街にもにぎわいが戻っています。大分市中央町にある居酒屋では3月の売り上げがコロナ禍前2019年のおよそ108%に増え過去最高を記録しました。

(利用客)「春に関してはきょうが初めてです」「こういう場って楽しいので、こういう飲み会をたくさんしていければなと思います」

(みどり屋・冨田和輝店長)「マスクを解禁するという予告からお客さんの動きが激しくて、おかげで3月は歴代最高の売り上げを記録することができたのでがんばってきて良かったなというのが一番です」

ただ、急激な客の増加に戸惑いもあるそうです。