茨城大学教育学部付属小学校が、女子児童がいじめを理由として不登校になったことを「重大事態」として把握していたにもかかわらず、長期間、文科省に報告していなかったことがわかりました。

茨城大学教育学部付属小は、当時4年生の女子児童がいじめを理由に不登校になったことについて、おととし11月、「重大事態」として把握していましたが、法律で定められている文科省への報告をしていなかったということです。

女子児童の保護者に対しては、「『重大事態』として把握した半年後には文科省に報告した」と説明していましたが、実際は1年以上報告していませんでした。

学校側は「制度の認識不足」が原因としていて、今後、第三者委員会による調査を行うとしています。

永岡桂子文科大臣
「仮に報道であるような対応がなされていたとすれば、これは極めて遺憾であると思っております」

文科省は事実関係を確認した上で、必要な対応を行うとしています。